『現代を生きるための生物学の基礎』
日本ウミガメ協議会前会長亀崎が執筆した「現代をいきるための生物学の基礎」が化学同人より出版されました。この本は教科書というよりも読み物かもしれません。現代を生き抜くためには生物学的な考え方が必要です。なぜ遺伝子組み換え作物が問題なのか、DNAやES細胞とは何か、現代の人間社会は動物社会学的にはどのような位置づけにあるのか、人はなぜ糖尿病や痛風に悩むのか、等等の問題は生物を学んで考える必要があります。つまり、生きていくには生物学的思考ができないと損をする時代なのです。ところが、高校の生物は暗記の科目として扱われ、その本質を学んだ人はごく僅かです。この本ではその本質をできるだけやさしく解説しています。
筆者は長年予備校「河合塾」でも生物を教えており、その講義内容も満載なので、受験勉強を開始する前にその概要を学ぶ本としても最適です。水族館の飼育係や沖縄での生活、そしてウミガメ研究者を通して考えた生物学に是非、触れてみてください。もちろんウミガメも沢山出てきますし、所々におもしろいコラムもあります。
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